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日曜日に時々行くスーパーマーケット、

そのスーパーの道路を挟んで向かいに、畳屋さんがある。

先日、たまたま平日の夕方にそのスーパーに行ったら、

畳屋さんのシャッターが開いていて、

Tシャツ姿の男性が一人で作業をしていた。




豊かな黒髪と、ぜい肉のなさそうな身体から、

20~30代前半かなと思う(違うかもしれない)。




スーパーから帰る時に見てみると、

仕事が終わったのだろうか、彼は白いシャツに着替えていた。

着こなしといい、足取りといい、全体的に、イマドキなカンジである。




イマドキな若者が畳屋さんをしてはいけない ということはもちろんないのだが、

「そうか、畳屋さんか!」と、私は感心してしまった。





「ラクをして大儲けできる」

「パッと簡単に活躍できる」

「華やかである」

今は、そういう仕事にあこがれる人が多いように思う。

(私も人のことは言えない)




失礼な言い方であるが、

畳屋さんが、そんなに儲かる商売とは思えないし、

決して華やかな職種でもないだろう。




単純に、家業が畳屋さんなだけかもしれないが、

彼だって、大儲けできるような仕事や、華やかな仕事を選ぶこともできただろう。

でも、きっと彼は、自分の頭で考えて、

時代の流れに反して とも言える、地に足の着いた選択をしたのだ。

それって、なんだか立派というか、素敵だなぁと思う。





本当は、

「なぜ、畳屋さんを仕事に選んだんですか?」

「そのお仕事のやりがいは?」

など、いろいろ聞いてみたかったが、

道を渡る勇気がわかなかった。

向こうも、突然見知らぬ人からそんなことを聞かれても、

困惑するだろうけれど…。



今後、そういう機会があるかはわからないが、

機会があればその時は、ぜひそんな話を聞いてみたいと、

心からそう思っている。

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2015.05.15 Fri l 考えたこと。 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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