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おそらく、他の人にとっては、

とても些細なことだと思います。

私自身も、些細なことだという実感があるのですが、

私は今でも、あの時、あの場所に行けばよかったと思っています。




知っている方は少ないのではないかと思いますが、

高校の演劇部にも、全国大会があります。




私の通った高校の場合、

地区大会=阪神(兵庫県南東部)大会

 ↓

(兵庫)県大会

 ↓

近畿大会

 ↓

全国大会

と進んでいきます。




毎年、阪神大会が行われていたピッコロシアターは、

学校から徒歩20分、電車を使えば10分足らず。

近畿大会の会場は持ち回りで、毎年変わるのですが、

私が高校1年生の時は、

このピッコロシアターで近畿大会が行われました。




これはめったにないチャンス!

もちろん、授業のない土日は観に行きました。




ただ。

私が一番観てみたかったお芝居は、

平日の、授業中に当たる時間帯の公演で。

「授業をサボろうか」とも考えたのですが、

観に行く勇気がありませんでした。




学校の先生でも、演劇に携わる先生というのは、

多少ファンキーな人ばかりなので(笑)、

おそらく、授業をサボって会場に行っても、

例えば学校に通報されるとかは、なかっただろうと思うのですが、

授業をサボるような生徒がいない学校だったので、

問題や騒ぎになったらどうしよう?

親に連絡が行ったらどうしよう?

そんなことを考えてしまって、

行動に移せませんでした。




学生としては、きちんと授業を受けた

私の行動の方が正しかったと思います。

でも、

例え、問題になってでも、

やっぱり、観に行っておけばよかった。




「こんな些細なことでも、こんなに後悔するのだから、

特に人生に関わる大きな決断は、

自分の心に正直になって、”こっち!”と思う道を選ぼう。

一度選んだなら、

”やっぱり、あっちにしておけばよかった”

などとは決して思わないようにしよう」




今から19年前、

15歳の11月の、今でも時々思い出す、些細な出来事の、苦い思いが、

自分の気持ちに正直に生きることを教えてくれました。

二度と時間は戻らないけれど、

これからも、二度と、こういう思いをすることがないように生きたい。

些細な出来事ですが、

このお話しが、皆さまの生きる上での何かの助けになれば幸いです。












ちなみに、私が観たかったのは、

奈良県代表の斑鳩高校の演目。




『世界の中心で愛を叫ぶ』の5倍ほどの長ったらしいタイトル。

パンフレットに載せられた、各高校の演目紹介(イラストの場合が多い)は、

新世紀ヱヴァンゲリオン調の、一切絵がない、文字ばかりのもの。

(どういう文だったのかははっきり覚えていませんが

「この長いタイトルはどうにかならんのか」的なツッコミと、

「ニャロメ!」と書いてあったのを覚えています)

とってもツボなもので、

日直の時に、日誌の先生への通信欄に、

タイトルを丸写ししたくらいです(先生、迷惑だっただろうな…)。





長すぎてタイトル覚えてないな~と思って、調べてみたところ、

『西暦2020年 愚演激☆』

となっています…↓
http://www.tcnet.co.jp/~eiichi/97kinki.html

違う違う、

ホンマに、長ったらしいタイトルだったんですよ!(笑)

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2016.11.18 Fri l 考えたこと。 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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