
今、『西遊記』(著者:平岩弓枝)を読んでいます。
何年か前に、毎日新聞で連載されていた小説のようです。
突然ですが、
『西遊記』の三蔵法師の生い立ち、
皆様はご存じですか?
これがすごく壮絶…!
以下、ネタバレになりますが、
父親が地方の総督に任命され、
三蔵法師を身ごもっている母と二人で任地へ向かう
↓
向かう途中、
母の美しさに目をつけた悪党が父親殺害
父に成り済まして総督になる
(赴任先の役人は父の顔を知らないため可能だった)
↓
母、三蔵法師を出産
悪党から生まれたばかりの三蔵法師を守るため、
母が自分の指を切って血で手紙を書き、三蔵法師の懐に入れ、
息子だという印として三蔵法師の左足の小指を噛み切り、
小さな筏に乗せて川に流す
(お寺の長老に無事拾われる)
↓
三蔵法師、十八歳の時に、
母方の祖父(国の宰相)に会いに行く
祖父が悪党を討伐、母を助け出す
母と再会
↓
「成人した息子が見たい」という願いが叶った母、自殺
483ページもある上巻のうち、
三蔵法師の生い立ちが書かれているのは
3ページほどなのですが、
すごく衝撃的でした…!
出産して涙もろくなったのもありますが、
お母さんの気持ちを想うと思わず泣いた…!
知ってるようで、よく知らなかった『西遊記』。
どういう経緯で、
このメンバーで天竺を目指すことになったのかとか、
猪八戒は実はイケメンだったらしいとか(笑)
そうだったんやね~と思いながら読んでいます。
予想外に、妖怪変化との戦いはサラリと終わります(笑)
まもなく上巻を読み終わります。
下巻も楽しみ楽しみ(*^^*)
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