上橋先生、本屋大賞おめでとうございます\(^o^)/
でも、読んだのは受賞作『鹿の王』ではなく(笑)
シリーズが進むたび、
世界がどんどん広く、大きくなってきてます。
今までは、女用心棒・バルサが主人公でしたが、
今回は、新ヨゴ皇国の皇太子・チャグムが
帝の代わりとして外国に行き、事件(?)に巻き込まれます。
第一作で11歳だったチャグムも、
今作では14歳。
守られる立場だった少年も、
今ではすっかり、守るべきもの、背負うものがたくさんになってしまいました。
政治的手腕も発揮しますが、
チャグムには、根っこに純粋な、きれいな部分がまだきちんとあって、
それをそのまま、大事にして、大人になってほしいなぁ。
第一作は、わりと不思議な世界の色合いが強かったのですが、
あ、それ以降も、今作も、もちろんファンタジーなのですが、
第一作に比べると、
人間同士のドラマの色合いがずっと濃くなっている。
世界は壮大なのに、
人は、陰謀を巡らし戦を起こして、
小さな命を顧みることもない。
そうチャグムが考えるシーンがあるのですが、
ホンマその通りやなぁと。
人間のおろかさ、
それぞれの想い。
世界は、色々なものが重なり合ってできている。
良質なファンタジーって、
現実社会と強くリンクしているというか、
色濃く反映しているものなのだなぁと
改めて感じた1作でした。

でも、読んだのは受賞作『鹿の王』ではなく(笑)
![]() | 虚空の旅人 (新潮文庫) (2008/07/29) 上橋 菜穂子 商品詳細を見る |
シリーズが進むたび、
世界がどんどん広く、大きくなってきてます。
今までは、女用心棒・バルサが主人公でしたが、
今回は、新ヨゴ皇国の皇太子・チャグムが
帝の代わりとして外国に行き、事件(?)に巻き込まれます。
第一作で11歳だったチャグムも、
今作では14歳。
守られる立場だった少年も、
今ではすっかり、守るべきもの、背負うものがたくさんになってしまいました。
政治的手腕も発揮しますが、
チャグムには、根っこに純粋な、きれいな部分がまだきちんとあって、
それをそのまま、大事にして、大人になってほしいなぁ。
第一作は、わりと不思議な世界の色合いが強かったのですが、
あ、それ以降も、今作も、もちろんファンタジーなのですが、
第一作に比べると、
人間同士のドラマの色合いがずっと濃くなっている。
世界は壮大なのに、
人は、陰謀を巡らし戦を起こして、
小さな命を顧みることもない。
そうチャグムが考えるシーンがあるのですが、
ホンマその通りやなぁと。
人間のおろかさ、
それぞれの想い。
世界は、色々なものが重なり合ってできている。
良質なファンタジーって、
現実社会と強くリンクしているというか、
色濃く反映しているものなのだなぁと
改めて感じた1作でした。
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