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戦前に書かれた文章の現代訳ということでしたが、

正直なところ、それでも私には難しい内容でした・・・

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「いき」という言葉は、

人間の様子(表情やファッション)、芸術、建物など、

様々な場所に使われますが、

まず、そういう表出した部分に着目する前に、

そもそも、根本である「いき」の意識とはどういうものなのかが論じられ、

その後に、「いき」についての身体的表現、芸術的表現へとつながっていきます。




「いき」とは、日本特有の民族性が現れた概念であるという話、

海外では、同じ意味の語が見当たらない(似て非なる言葉ならある)という話、

「いき」とは、『媚態』 『意気地』 『諦め』 の3要素から成り立っているという話、

それから、「いき」に関連する日本語の例が挙げられていました。




「武士は食わねど高楊枝」といった、

誇り高い武士の精神に通じる『意気地』や、

「諸行無常」といった、仏教の考えに通じる『諦め』が、

(『意気地』『諦め』と相容れない)『媚態』と合わさっている

という主張が面白かったです。

確かに、「いき」ってそんな感じ!という説得力がありました。

異性との恋愛を、のめりこまず、軽やかに楽しむ。

それが「いき」なのだとか。




「いき」は、日本の美意識とも言えると思うのですが、

そもそも、現在の私達に「いき」という感覚は、まだ根付いているのだろうか

などと、考えさせられてしまいました。

「いき」という感覚がピンと来ないからこそ、内容が余計に難しかったのかもしれません。

でも、日本人として、

「いき」という感覚、大切にしたいものです。




(思わず「感動した作品」カテゴリーに入れちゃったけど、どこまで理解できたのかしら・・・謎です・・・^^;)





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2016.02.02 Tue l これに感動! l コメント (0) トラックバック (0) l top

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