
シリーズ第1作目『精霊の守り人』以来、
バラバラに生きていた、
女用心棒・バルサと、新ヨゴ皇国の皇太子・チャグムが、
前作のラストで再開し、行動を共にします。
今回の旅は、重い使命を背負った、過酷なもの。
でも、親子でも、ましてや恋人でもない二人の信頼関係や絆に、
心が温まりました。
第1作目では、あくまで、
バルサがチャグムを守る という関係性だったのが、
肩を並べるような、協力し合える間柄になって、
チャグムの成長が感じられました。
迫り来る戦火。
異世界に訪れた春がもたらす、人間の世界への大災害。
危機が更に明らかになり、
平和に暮らしていた登場人物も、否応もなしに巻き込まれていく様子は、
やはり、読んでいて辛いものがありました。
ラストの方で、祖国を救うため、
チャグムが取った行動が、一番の山場だと思うのですが、
あの場面、すごくよかったです。
実は、もう最終巻まで読んでしまっています。
最終巻の感想はまた改めて。
(それにしても、できるだけネタバレしないように感想を書くって難しいですね・・・文章力がほしいものです)
結貴ゆきFacebookページ
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