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率直に、面白かったです!

最後まで興味深く読めました。

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“実際、『まなざしⅠ』で扱った過去の絵画も簡単には理解できず、

 約束事や見方を学習してはじめて面白く見られるようになったはずです。

 そのような約束事が崩壊していく西洋近現代絵画にもまた特有の見方、考え方があるので、

 この講義を通じてそれを身につけて作品を見てほしいのです。

 そうすれば、同時代の作品であるからこそ、現代に生きる人間の意識に訴えるもの、

 感性に響くものもあることがわかってもらえると思います”




という、最後の方に出てくるこの文章が、

この本テーマで、

この本を読むことで、

それまで「???」としか思えなかった、

ピカソやマティス、デュシャンの作品の面白さや魅力、

作者の意図がわかったように思います

(いや、作者の意図がわかったって書いちゃうのはおこがましいかな・・・)。




西洋絵画が大きく転換したのが、

歴史的な出来事(産業革命や技術革新、身分制度の変化など)とも

対応しているということも、「なるほど!」と思えました。

考えたら、絵画の流れが、

歴史的な出来事に影響を受けないはず、ないですもんね。




いろんなタイプの絵画

(もう現在では、絵画という枠組みさえも怪しいくらい多種多様な作品)が

たくさん登場してくる、近代、そして現代。

淘汰されてきた作品とは違い、

ここ最近の作品は珠玉混合かもしれませんが、

案外、アートという歴史の中でも、

今は面白い時代なのかもしれませんね。





1作目、2作目を読んで、

私自身の絵画を見る目が、

少しでも磨かれていたら良いなと思います。





結貴ゆきFacebookページ
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2016.01.07 Thu l これに感動! l コメント (0) トラックバック (0) l top

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