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描く人の数だけ、描く手順がある。

イラストを描くのに、「こういう手順じゃなきゃダメ!」というようなものはないと

私は思っています。




私も毎回、手順などはビミョーに変わってしまうのですが、

「ざっとこういう手順ですよ」ということを、

11/1のブログで掲載したイラストを例に、まとめたいと思います。

完成品はこちら!↓

h2711.jpg




手順①下書き

まずは、本番用とは別の紙(だいたい、コピー用紙)に、

下書きをします。

今回は使っていませんが、

基本的に、水色のシャープペンシル芯で描いていき、

「この輪郭!」という線を、HBのシャープペンシルで清書します。

ss-DSC07647.jpg




手順②紙をカット

私の愛用している「コットマン」という紙は、A4・A5といったAサイズがないので、

その場合は、描くイラストのサイズに紙をカットします。

デザインカッターの方が使いやすいです。

s-DSC07638.jpg




手順③輪郭線の清書

手順②でカットした紙に、下書きの輪郭線を描きうつしていきます。

下書きの上に、本番用の紙を重ねて、光で透かすと、

本番用の紙の上からでも、下書きの線が見えるのです!

ss-DSC07648.jpg
(ちょっとわかりにくいケド・・・)


この原理を利用して、輪郭線を描きうつしていきます。


下書きに、練り消しゴムをくっつけて・・・

ss-DSC07649.jpg

その上に、本番用の紙を重ねて固定し・・・






窓ガラスにへばりついて、描きうつす!(笑)


ss-DSC07650.jpg

傍目から見たら、たぶん異常・・・(苦笑)




ただ、このワザを使えるのは、日中の晴れた日のみ!なのです・・・。

外が薄暗い時はできません。




そういう時は、こちらの「らんぷシート」を使います。

s-DSC07723.jpg

s-DSC07724.jpg



描きうつす時は、

コピックで本番用の線が消えない程度に、

できる限り、薄くなるように気を付けています。




本番用の紙に描き終わったのがこちら!↓

ss-DSC07651.jpg



続きます!





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2015.11.05 Thu l 結貴ゆきについて l コメント (2) トラックバック (0) l top

コメント

No title
らんぷシート的なものは、他の絵師様のブログなどでも使っている方を拝見したことがあるのですが、ま、まさか……。
あの可愛らしいイラストが、「ガラス窓」を利用して作成されていたとは……!!

垂直な状態で紙を押さえながら綺麗にトレースするって、かなりの高等技術じゃないですか?
すごい……(@_@;)
驚きました!!
2015.11.05 Thu l 椿. URL l 編集
Re: No title
椿様>

そうですね、らんぷシートとか、ライトボックスとか、
裏側から光を照らして下絵を写す道具というのは、
使ってらっしゃる方も多いですよね。
理屈は一緒なんですよ!(笑)

A5サイズでは時々やっていましたが、
実はA4サイズでは初めてトライしたので、
ちょっと肩とか痛かったです(笑)

いえいえ、かなり原始的な方法ですので、高等技術はいらないと思います(笑)
2015.11.05 Thu l 結貴ゆき. URL l 編集

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