読みたい!と思っていた本を、ようやく読むことができました。
日本の大和言葉を美しく話す -こころが通じる和の表現-

中国から入ってきた、漢字を音読みする言葉でもなく、
最近本当によく聞く、横文字のカタカナ語でもない、
日本ならではの言葉の数々。
こうういった美しい言葉たちに、
心が穏やかになったり、透き通るような感覚を覚えたり、
ときめきを感じたり…。
「あぁ、私はやっぱり日本人なんやなぁ」
と、しきりに感じました。
備忘録も兼ねて、好きだなと思った言葉を載せておきます。
・卯の花腐し (「うのはなくだし」 と読む。現在の6月頃に降る長雨)
・心を寄せる人 (特定に惹かれている人)
・湯船 (浴槽)
・とろ火 (煮物などを長く煮る時のごく弱い火加減の)
・きざはし (階段)
・玄人裸足 (プロ級、玄人が履物をはく間も惜しんで裸足で逃げる)
・月が冴える (澄んで美しい)
・膿まず弛まず (「うまずたゆまず」と読む。 飽きることも、緊張が緩むこともなく)
・手間暇かける (時間と労力を費やす)
また、手紙の書き出しに使える文章もステキだったので、
書き留めておきます。
・日増しに春めく (まだその季節を新鮮に感じている)
・夏もたけなわ (その季節に慣れてきた)
・秋まさにたけなわ (深まりを感じている)
・此処彼処に春の兆しが覗くこのごろ (「ここかしこに」と読む。 心はもう次の季節へ向いている)
※上記の「春・夏・秋」の部分には、それぞれ、その時の季節をあてはめます。
美しい言葉が、豊かな人間、幸せな国を作るんじゃないかと思う。
言葉は宝物だと思う。
もっと学んで、積極的に使っていきたいですね。
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