きっかけは、
「家族の思い出」ライターの鯰美紀さん。
鯰美紀さんの、2つのブログ、
「読んだ本の紹介は、脳みそ公開?と思うと恥ずかしくなりました。」「ねぇ。あなたの脳みそ、見・せ・て。」で。
身に付いているかはさておき(滝汗)、
本を読むのは好きやし、
マイベスト1冊に絞ることができなかったので、
今まで読んできた中で、心に残った本を、思いつくままに書き出してみました。
うん、こんなブログ、誰からもリクエストされていませんよ!完全に私の趣味だ…!
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『守り人』シリーズ
上橋 菜穂子 著文句なしに面白い!
「児童文学」「ファンタジー」にカテゴライズされているのがもったいない…!
目には見えないけれど、人間の世界と重なって存在している、
精霊達の住む世界のファンタジー要素と、
政治や歴史、国家間の関係や侵略戦争といった、
歴史ものとも言える要素が絶妙に絡み合うストーリーは、
まるで大河のよう。
この地球上のお話ではありませんが、
魔法は一切出てこないし、
最初の舞台となった新ヨゴ皇国は、中国がベースになったような国。
そういう意味では、ちょっと異色ファンタジーとも言えると思います。
魅力的なキャラクター達、
難しい言葉がひとつも出てこないのに、深さを感じさせる文章。
どこを取っても面白いと思います。
せめて1作目だけでも!
本当に、大人にも読んで欲しいシリーズです。
なお、上橋先生は、
2015年本屋大賞を受賞なさった『鹿の王』の作者でもあります。
『火怨』上・下巻
高橋 克彦 著日本史を勉強した方なら、「坂上田村麻呂」をご存じかと思いますが、
その坂上田村麻呂と戦った、蝦夷のアテルイが主人公のお話。
主要な登場人物がめちゃくちゃカッコイイんですよ…!
誇り高く、強い。本当に魅力的。
もちろん、ストーリーも面白いです。
史実は変えられないので、
ラスト、いったいどうするのかと思っていたら…!
アテルイたちの決断に涙。
この作品、第34回(2000年) 吉川英治文学賞を受賞されていたんですね。
知らなかった・・・!
『バーティミアス』シリーズ(全3巻)
ジョナサン・ストラウド 著ファンタジーですが、これも夢中になりました。
ひと癖もふた癖もあるキャラクター達、
ぶつかりあう陰謀や野心。
ストーリーも、テンポよく展開していったと記憶しています。
ハリー・ポッターは、主人公がえこひいきされていると感じるシーンが多々ありましたが、
こちらの主人公は、自分の力で上り詰めていく。
性格に難がありますが(苦笑)、自力で道を切り開く点はかなり好きです。
「全3巻」と書きましたが、さっき
Wikipediaで調べたら、外伝があるようですね!
未読なので、読んでみたい!
『モモ』
ミヒャエル・エンデ 著小4か小5の誕生日プレゼントとして頂いた1冊。
不思議な能力(魅力?)を持つ少女、モモが、
街の人々の間に入り込んだ時間泥棒と対峙し、
盗まれた時間を取り戻すお話です。
今思い返すと、現代社会への警鐘がこめられたストーリーだったと思います。
私は、10歳の誕生日を迎える頃から、
「死とは?」「人は死ぬとどうなるのか?」
ということを、思い出したように考えたりするのですが、
もしかしたら、この本を読んだ影響かもしれません。
(この物語は、「死」についての話ではないのですけどね)
『七つの習慣』
スティーブン・R・コヴィー 著言わずと知れた、元祖自己啓発本の1冊。
この1冊があれば、他の自己啓発本はいらないです!
(と、言いながら、色々読み漁っていますが・・・苦笑)
7ステップの習慣であり、全ての習慣がつながっていて、
どの内容も、成功するのに必要な要素だという説得力があります。
自分の内部にしっかり刻み込むため、
かなり分厚い本なので、読み返すのが手間なため(笑)、
内容を、ざっとノートにまとめたのですが、
まとめちゃうと、細かいニュアンスなどにこめられた大切な点を
見落としている感がすごくあります。
こまめに読み直すことが必要な1冊と言えそう・・・。
『プロデュース力』
島田 紳助 著「捨てよう・古本として売ろう」
と思いながら、しぶとく本棚に残っている1冊(笑)
お笑いの世界で売れるために という講義内容をまとめたものですが、
正しい努力の仕方や、売れるための戦略の立て方など、
他業種にも役立ちそうな内容もいっぱい。
引退間際のドタバタ劇はありましたが、
この本を読むたび、本当に、
努力と分析・戦略の人だったのだなぁと思います。
やっぱり頭いい人なんだなぁ…。
特に、個人的にハートに突き刺さるのが、
努力について説いた文章。
もちろん、お笑いで売れるためには才能も必要ですが、
努力をできるヤツは、お笑いの才能がなくても、
ほかの世界(業種)で成功をつかむことができる という内容の言葉が出てきます。
「私、最大限の努力をしているかな」
と、読むたびに、自分自身への戒めになっているので、
捨てられないのだろうなぁと思います。
『草の花』
福永 武彦 著大学時代、一応、日本文学課の学生だったので、
(と言っても、そんなに本を読んでいませんが)その頃読んだ本で、一番心に残っている1冊を。
過去の恋愛を2冊のノートに記し、帰らぬ人となった汐見。
同じ病院に入院していた私から見た汐見、
2冊のノートの内容、
恋愛の相手からの手紙の4部構成で、
「生きていても、死してなお、人はわかりあえず孤独な存在」
というテーマに沿って書かれた物語です。
はっきり言って、話が暗いし、救いがない。
でも、「死」について、より深く、考えさせられた小説です。
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だいぶ前に読んだっきりで、内容などもうろ覚えのものもありますが、
こんな感じです。
あと、上にはあげていませんが、
村上春樹や西加奈子『さくら』、高村薫もスキですね~
(未読作品もけっこうありますけど…)
なお、先ほど、
鯰美紀さんのブログにお邪魔したところ、
いろいろな方がオススメされている本が紹介されていました!
「超贅沢!あの人の脳みそ、見せてあ・げ・る♡」気になる本もあるので、追々、読んでみたいな~と思っています。
ま、今も「積ん読」状態の本が何冊もあるんですけどね…!・゚・(つД`)・゚・
本当、世の中って、
面白い・面白そうな本がいっぱいですよね~!
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